ベランダが危ない!?飛散防止対策の基本

防災

皆さんこんにちは。今回は、ベランダで発生しやすい飛散リスクと、その防止策について解説していきます。

災害時、意外と見落とされがちな「ベランダの安全対策」
特に地震や台風、強風が予想される時期には、ベランダの物が飛んだり落ちたりして、周囲に被害を与えてしまう恐れがあります。

そんなリスクに備えるポイントを一緒に考えていきましょう。


1. ベランダに潜むリスクとは?

災害時、ベランダに置かれている日用品が一瞬で“凶器”に変わることがあります。

  • 台風・強風時の飛来物化
     プランター、物干し竿、サンダルなどが風に煽られて飛んでいき、隣家の窓を割る、通行人に当たるなどの事故に発展する可能性あり。
  • 地震時の落下・転倒事故
     高層階では揺れが大きくなる傾向があり、ベランダに置かれた家具や収納棚が倒れたり、手すりを超えて落下したりするリスクあり。
  • 排水口の詰まりによる浸水
     落ち葉やごみで排水ができなくなり、大雨時にベランダが浸水。室内まで被害が及ぶケースもあり。

2. 今すぐ見直したい!ベランダの整理整頓

被害を未然に防ぐには、まず“物を減らす”ことが基本です。

  • 常時ベランダに置かない
     普段使っていない物干し台やスリッパ、傘立てなどは室内や物置に収納しましょう。
  • プランターは固定する or 室内へ
     植物は、強風で飛ばされやすいため、台風シーズン前には固定具で動かないようにするか、一時的に屋内に移動しましょう。
  • 収納ボックスは重心を低くし、風通しよく
     軽い収納箱は倒れやすいので、中に水を入れたペットボトルなどで重りをつけておくのも手です。

3. 災害前にやっておきたい飛散防止の工夫

災害発生時に慌てないために、日頃から準備を心がけましょう。

  • 物干し竿ストッパーの活用
     風で物干し竿が外れて飛ぶのを防ぐアイテム。ホームセンターや100円ショップでも入手可能です。
  • ベランダ収納は耐風設計のものを選ぶ
     市販の防水ストッカーなどには耐風強度が表示されているものもあります。設置場所と併せて確認を。
  • 防災グッズは屋内に保管する
     「外に置いていた非常用グッズが飛んでしまって使えなかった」という事例もあります。非常時にすぐ持ち出せる場所=屋内保管が基本です。

4. 集合住宅ならではの注意点

マンションやアパートの住人が注意すべきポイントもあります。

  • 共用部と専有部の違いを確認
     ベランダは共用部であることが多く、住人の判断で勝手な設置等ができない場合があります。管理規約の確認が大切です。
  • 隣家への被害も想定して行動を
     例えば、飛んだプランターが隣室の窓を割った場合、損害賠償の対象になることもあります。周囲への影響を意識した対策が重要です。

まとめ

いかがでしたか。

「たかがベランダ」と思わずに、今一度ご家庭のベランダを見直してみましょう。

  • ベランダに置かれた物は、災害時に“凶器”になる可能性がある
  • 普段から物を減らし、収納方法や固定方法を工夫する
  • 台風や地震が来る前に、チェックと一時避難を習慣にする
  • 集合住宅の場合は管理規約に注意し、周囲への配慮を忘れずに

ほんの少しの工夫が、大きな被害を防ぐことにつながります。
一人一人が意識して生活すると、負傷者や損害を減らすことができます。

一緒に考え続けていきましょう。今回もありがとうございました。

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