皆さんこんにちは。今回は、見落とされがちな「子どもの靴」に注目(画像も大注目してますので、靴が大きいです。ほんとうです。)し、避難時に必要な足元対策について解説していきます。
災害は、いつ・どこで起こるかわかりません。もし、自宅にいる時や外出中に地震や火災が起きた場合、家族とともにすぐに避難行動が必要になります。
そんな時、子どもの“足元”が万全でないと、避難の支障になるだけでなく、けがや体調不良のリスクにもつながります。
大切な子どもの足から安全を見つめ直していきましょう。
1. 靴が合っていないと避難の大きな負担に
避難所まで歩く距離は、必ずしも近いとは限りません。
舗装されていない道、ガレキ、ガラスの破片、泥道などを長時間歩く可能性もあるため、「歩きやすさ」や「足の保護」が何よりも大切になります。
しかし、子どもは成長が早く、靴のサイズがすぐに合わなくなるため、日頃からサイズの確認が必要です。避難時にサイズの合っていない靴で移動すれば、靴擦れや転倒、足の痛みを訴える可能性が高くなります。
- 定期的(月1回程度)に子どもの足のサイズを測る
- すぐに履ける「ちょうどよいサイズ」の靴を玄関近くに準備しておく
- 使用頻度の少ない「非常用の靴」を定期的に試し履きさせる
2. 避難時に適した子ども用の靴とは?
災害時に向いている子どもの靴にはいくつかの条件があります。おしゃれさよりも「安全性」「機能性」を重視しましょう。
- 足首まで覆えるハイカットタイプ(足首の保護になる)
- 軽くて滑りにくいグリップ力のある靴底
- 着脱しやすく、マジックテープ式やゴム製のシューレース
- 靴底がしっかりしていてガラス片などから足裏を守れるもの
サンダルやクロックスは日常使いには便利ですが、災害時には不向きです。非常時にはすぐにしっかりとした靴を履かせられるようにしておくことが重要です。
3. 靴とセットで備えたい「足元まわりアイテム」
足を守るのは靴だけではありません。状況によっては、雨、泥、寒さ、ガレキなど、靴だけでは対応しきれない場面もあるため、以下のアイテムもセットで備えておくと安心です。
- 替えの靴下(濡れた時の冷え対策に)
- 軍手(がれきを避けながら歩くとき手をつく場面でも必要)
- レインシューズカバー(雨天時やぬかるみ用)
- 反射テープ付きの靴やカバー(夜間避難時の視認性向上)
これらは、防災リュックにまとめて入れておくか、玄関に「靴とセット」で収納しておくとスムーズです。
4. 履き慣れておくことも大切
せっかく良い靴を備えていても、履き慣れていなければ意味がありません。
避難用の靴を「履く練習」も日常の中で取り入れておくと、いざというときに慌てずに行動できます。
- 月に一度、防災リュックを背負って靴を履いてみる「避難ごっこ」
- 通園・通学ルートの一部を「避難路」として歩いてみる
- 家族全員で「避難時に履く靴」の確認をする習慣を作る
遊び感覚で取り組むことで、子どもも楽しみながら防災意識が高まり、家族全体の備えにもつながります。
まとめ
いかがでしたか。
子どもの足元対策は、命を守るうえで欠かせない要素です。家族で備えを進めましょう。
- 靴はサイズの確認と、災害時の機能性を重視する
- 足元に必要なグッズ(靴下、レインカバーなど)も一緒に備える
- 履き慣れておくことが、避難行動のスムーズさにつながる
- 日常に防災の習慣を取り入れて、子ども自身の防災力も高める
足元の準備がしっかりしていれば、避難時の安全性は格段に上がります。
忙しい日常の中でも、少しずつ整えておくことが、家族の命を守る大きな一歩になることでしょう。
今回もありがとうございました。
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