皆さんこんにちは。今回は、火山噴火に備えて私たちができる避難準備と、必要な防災アイテムについて解説します。
日本は世界有数の火山国。日常生活の中では意識しにくいものの、全国各地に活火山が点在し、突然の噴火による被害が発生する可能性があります。
火山災害は、噴石・火砕流・降灰・泥流など、多様で広範囲に影響を及ぼします。
決して近くに火山がないから無関係では無いということが、今回伝われば良いなと思います。
1. 火山のリスクを知る〜火山防災マップと警戒レベルの確認
まず大切なのは、自分の住んでいる地域が火山災害の影響を受ける可能性があるかを知ることです。
自治体が公表している「火山防災マップ」や「ハザードマップ」を確認し、自宅や職場がどのようなリスクにさらされているのかを把握しておきましょう。
また、気象庁が発表する「噴火警戒レベル」にも注目が必要です。レベル1〜5までの段階があり、避難のタイミングや行動が変わってきます。特にレベル3(すでに噴火が発生している状態と思っておいて良いです。)以上になると、居住地域からの避難が求められるケースがあります。
2. 噴火時の避難ルートと避難所を確認しよう
噴火が起こった場合は、迅速な避難が必要です。
しかし、噴石や火砕流が発生する恐れがあるため、事前のルート確認が不可欠です。
安全な避難経路を地図で確認し、実際に歩いておくことで、非常時にも冷静な行動がとれるようになります。
また、避難所も火山灰や泥流の影響を受けにくい場所に指定されていることが多いため、自治体が発表している指定避難所を事前にチェックしておきましょう。
3. 火山噴火に特化した防災アイテムの準備
通常の非常持ち出し袋に加え、火山災害には以下のような特有のアイテムが必要です。
- 防塵マスク・ゴーグル:火山灰の吸入や目の刺激を防止
- 厚手の帽子・長袖衣類:熱や灰、噴石から身を守る
- 懐中電灯と予備電池:停電時の安全確保に
- ラジオ(手回し式も可):正確な情報の入手手段として重要
- ポリ袋・雨具:降灰対策や持ち物保護に使える
- 水と非常食:物流の停滞を想定して3日分以上の備蓄を
特に火山灰は電気製品や車両にも悪影響を及ぼすため、屋内に入り込まないようビニールやテープでの隙間対策も重要であることを覚えておくと良いでしょう。
4. 噴火発生時にとるべき行動
万一噴火が起こった際には、次のような対応を心がけましょう。それに加え、旅行中でも、近くの山が噴火した時の対応として覚えておくと便利です。
- 自治体や気象庁の情報をこまめに確認
- 外出を控え、屋内では窓や換気口を閉める
- 移動が必要な場合は防塵マスクとゴーグルを着用
- 車の運転は控え、灰が積もった道路には注意
- 旅行中には、その自治体から発信される情報(自治体のSNSやHP等)に注意
また、SNSなどで不確かな情報が流れやすいため、信頼できる情報源から正確な情報を得る習慣をつけておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
火山災害は突然起こることが多く、想定外の状況に陥りやすいものです。しかし、日頃の備えと正確な情報によって、被害を最小限に抑え、想定外を想定内にすることができます。
- 火山防災マップと警戒レベルを常にチェック
- 避難ルートと避難所の確認を家族で共有
- 防塵マスクやゴーグルなど火山専用アイテムの準備
- 落ち着いて、正しい情報に基づく行動を
「備えあれば憂いなし」——火山災害にもこの言葉が当てはまります。自分と家族の命を守るため、今からできる準備を始めておきましょう。
今回もありがとうございました。
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