皆さんこんにちは。今回は、実家との防災連携を進めるための具体策を解説していきます。
離れて暮らす親やきょうだい、成人した子どもたち。災害時、連絡が取れない、状況が分からない――そんな状況、不安でしょうがないと思いませんか?
都市と地方で離れて暮らす家族の防災は、「自分たちだけで備える」から「家族ぐるみで備える」ことが重要になってきます。
一緒に考えていきましょう。
1. まずは「災害時の情報共有ルール」を話し合う
最初に必要なのは、家族間で「いざという時の連絡手段と流れ」を決めておくことです。
- どんな災害の時に連絡を取り合うのか
- 優先して連絡を取る手段(電話/LINE/メール/SNSなど)
- 安否確認ができなかった場合の対処(何回試すか、別の連絡方法は?)
- 家族内で代表連絡役を決めておく
高齢の親などはスマートフォン操作に不慣れなこともあるため、平常時から操作方法を確認しておきましょう。
2. 実家周辺のリスクと避難場所を共有する
意外と見落としがちなのが、実家周辺の防災情報の把握です。例えば…
- 洪水や土砂災害のハザードマップ
- 最寄りの指定避難所・福祉避難所
- 地域の避難情報アプリや防災無線の有無
親が避難場所を「分かっているつもり」でも、変更されていたり、実際には距離が遠かったりすることも。家族全体で最新情報を確認し合いましょう。
3. 非常用持ち出し袋を「ダブルチェック」する
非常時の持ち出し袋は、内容だけでなく「今の生活に合っているか」が重要です。特に高齢者の場合、以下の点に注目しましょう。
- 持ち運びやすいリュック型か
- 必要な常備薬や眼鏡は入っているか
- 衣類や衛生用品は季節に合っているか
- モバイルバッテリーや懐中電灯の電池は切れていないか
実家に帰省した際などに、子世代が中身を一緒に確認してあげると安心です。
4. 安否確認以外の「支援準備」も忘れずに
災害時、実家が被災し、自宅が無事だった場合に備えた準備も大切です。
- 一時的な避難受け入れ先としての住環境を確認
- 食料や日用品の備蓄を、少し多めにストック
- 実家への支援物資を送る際の手順(配送業者/受取人など)
逆に自分が被災した場合に備えて、実家の支援体制(避難受け入れや物資の余裕)についても話し合っておきましょう。
まとめ:離れていても「つながる準備」が命を守る
いかがでしたか。
離れて暮らす家族との防災対策は、「何かあってから」では遅すぎます。
普段の何気ない会話の中に、以下のようなポイントを織り交ぜておきましょう。
- 災害時の連絡手段とルールを決めておく
- 実家周辺のリスクと避難情報を共有する
- 非常用持ち出し袋の中身を一緒に見直す
- 被災時の支援や受け入れ体制について話す
「備えあれば憂いなし」――この言葉を、世代を超えて共有していきましょう。
今回もありがとうございました。
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