皆さんこんにちは。今回は、災害時でも室内干しを快適にこなすための基本対策を解説していきます。
台風や豪雨などでベランダや庭に洗濯物を干せない――そんな状況はストレスですよね。
湿った衣類はカビや臭いの原因になり、室内の湿度まで上げてしまいます。
梅雨に入る前のこの時期、平常時でも使える知識の引き出しの一つになればと思いますので、一緒に学んでいきましょう。
1. 乾きやすい“干し方”をマスターする
- 空気の通り道を確保
長い物は外側、短い物は内側に並べ“アーチ干し”にすると風が抜けやすくなります。 - ハンガー2本使い
シャツの脇に割り箸を渡して生地を広げると乾燥時間を短縮できます。 - 厚手と薄手を交互に
バスタオル→Tシャツ→タオルの順で並べると全体の乾きムラを減らせます。 - 夜干しを避ける
気温が下がる夜間は乾きが悪く、翌朝の生乾き臭の原因になることがあります。行う場合はもうひと工夫必要かも知れません。
2. 室内干しグッズを上手に活用
夜干しする場合もぜひやってみてください。
- サーキュレーター/扇風機
洗濯物に対して斜め下から風を当てると効率的です。 - 除湿機
1時間で約500mlの水分を回収できる機種も。排水タンクの容量を確認しておくと良いでしょう。 - 室内物干しワイヤー
壁間に収納式ワイヤーを設置しておけば、急な室内干しにも対応できます。 - 吸湿シート
床やタンス内に敷くと部屋全体の湿気を抑制でき、防カビ効果も期待できます。
3. イヤな臭いを防ぐ洗濯テクニック
基本的なスキルですが、めんどくさく感じてしまったりするところです。しかし、ここでやっておくと後々の後悔が減りますよ。
- 洗剤は“部屋干し専用”を選択
酵素と抗菌成分が強く、臭い菌の増殖を抑えることができます。 - すすぎはしっかり2回
洗剤残りが臭いの温床に。節水中でもここは妥協しないでおきましょう。 - 洗濯後はすぐ干す
洗濯槽内に30分以上放置すると雑菌が急増してしまいます。 - 定期的な洗濯槽クリーナー
月1回のメンテでカビ臭を根本から断つことができます。
4. 湿度管理でお家を守る
- 湿度計を常備
目安は40〜60%。超えるとカビが繁殖しやすくなってしまいます。 - 換気は“短時間で強制的に”
窓2カ所を5〜10分全開にし、一気に空気を入れ替えましょう。 - 家具と壁に隙間を
湿気の逃げ道がなくなると壁紙裏にカビが発生しがちです。5cm以上を目安に空けましょう。 - 防カビスプレー
クローゼットや浴室など湿気がこもる場所に事前散布しておくと安心。
まとめ
いかがでしたか。
災害等で外干しができなくても、ポイントを押さえれば室内干しは快適にこなせます。
- 干し方の工夫で乾燥時間を短縮し生乾き臭を防ぐ。
- サーキュレーター・除湿機などの機器を揃え、室内干しスペースを確保。
- 部屋干し専用洗剤と洗濯槽の衛生管理で臭い菌をシャットアウト。
- 湿度計と換気で室内環境を40〜60%に保ち、カビと結露を防止。
備えとして道具をそろえ、普段から“乾きやすい干し方”を習慣化しておくことが、いざというときのストレス軽減につながります。
皆さんもやってみてくださいね。
今回もありがとうございました。
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