防災グッズ、どこに置く?自宅内配置のコツ

防災

皆さんこんにちは。今回は、自宅で防災グッズを「どこに」「どのように」置くとよいか、具体的なポイントを整理してご紹介します。

このブログでは何回もお伝えしていますが、災害は突然やってきます。
そんな時、せっかく防災グッズを揃えても、すぐに取り出せなければ意味がありません

「どこに準備してたっけ…?」とならないように、家族全員がすぐ使える配置にも工夫を凝らしていきましょう。


1. すぐ持ち出すための「玄関付近」配置

非常持ち出し袋など、災害直後にすぐ持ち出したいグッズは、玄関近くに置くのが鉄則です。理由は、避難が必要な際にすぐ持って出られるからです。

ポイントとしては、玄関に大型のロッカーや収納棚を設置し、そこに家族分の非常持ち出し袋をまとめておくこと。玄関が狭い場合は、下駄箱の上段や玄関横のクローゼットを活用するのもよいでしょう。


なお、玄関は温度や湿度の変化が大きいため、食料や電池類はこまめに点検・交換することも忘れないようにしましょう。


2. 自宅待機を想定した「リビング・寝室」備え

すぐに避難できない場合、自宅に留まって救助を待つ必要もあります。そのため、飲料水や非常食、防寒具、簡易トイレなどの備蓄品は、リビングや寝室にも分散しておきましょう。

特に寝室は、夜間の地震で逃げ遅れを防ぐため、懐中電灯やスリッパ、防災ヘルメットをベッドサイドに常備するのがおすすめです。

また、家具の転倒防止対策も合わせて行い、安全に避難できる環境を作っておきましょう。

リビングには、家族で共有できる大きめの防災リュックや、長期間の自宅待機に備えるための食料・水のストックを収納棚などにまとめておくと安心です。


3. 断水・停電に備えた「キッチン・トイレ周辺」ストック

災害時は、断水や停電が長引くことも想定されます。

キッチンには、飲料水以外に調理なしで食べられる保存食をストックしておくと便利です。
レトルト食品、缶詰、カップ麺、エネルギーバーなどは、すぐにエネルギー補給ができるため重宝します。

トイレ周辺には、携帯トイレや凝固剤、ビニール袋、除菌シートなどを備えておきましょう。特にマンション高層階では水の供給が止まる可能性が高く、早めに準備しておくことが大切です。

ストック品は使いながら補充する「ローリングストック法」を取り入れると、無駄なく備蓄を維持できます。


4. 家族全員がわかる「配置ルール」を決めよう

防災グッズは、置くだけでは不十分です。家族全員が「何がどこにあるか」を把握していることが重要です。

おすすめは、家の間取り図に防災グッズの配置を書き込んだ「防災マップ」を作成すること。また、半年に一度程度は、防災グッズの点検と配置確認を兼ねた「防災家族会議」を開きましょう。

子どもが小さい場合は、「ここに懐中電灯があるよ」「お水はここだよ」など、遊び感覚で防災グッズを一緒に確認しておくと、いざというときにも冷静に行動できるようになります。


まとめ

いかがでしたか。

防災グッズは、使いやすい場所に、すぐ取り出せる形で置くことが基本です。

✔️ 基本的に防災グッズは玄関付近に設置する
✔️ 夜間の地震に備え、寝室には懐中電灯やスリッパ等をおく
✔️ キッチンには調理の必要ない保存食を
✔️ トイレには携帯トイレを常備しておく
✔️ 家族全員がわかるルールを共有しておく


玄関、寝室、リビング、キッチン、トイレといった場所ごとに役割を考え、分散して配置することで、災害時のリスクを大きく減らすことができます。


今日からでも、家族みんなで防災グッズの配置を見直し、安心できる備えを整えていきましょう。

今回もありがとうございました。

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